斉藤茶園について
私たちの茶園は、静岡市の山間地、藁科川上流にあります。
「本山(ほんやま)産地」と呼ばれ、山に囲まれた谷間に位置することで、昼夜の温度差が生まれ、朝夕霧が立ちこめます。
霧がかかることにより、大気が冷やされた中を茶の芽がゆっくり伸びるので、柔らかで良質な茶葉が育ちます。
「山のお茶」ならではの爽やかな香り、上品な味わいミネラルバランスの良さが魅力のお茶です。
かつて徳川家康公が、駿府城で愛飲していたのが本山茶です。
園主の紹介
1952年 静岡県静岡市生まれ
茶農家の長男として生まれ、茶畑に囲まれた環境の中で育ちました。
とにかく「お茶」が好き、そしてお茶のことなら語り尽くします。
改植するとき、茶の品種を選ぶポイントは、「育てにくい」こと。
病気に弱かったり、虫がつきやすい品種を好んで植えています。
簡単に収穫できたらつまらない!収穫できるまでに手をかけ、愛情を込めて栽培しています。
こんな「お茶愛」たっぷりの園主(勝弥)が作るお茶をぜひお楽しみ下さい。
多くの品種を栽培しているのも魅力です
240aある茶畑は、山の向きを変え栽培しています。
茶の木は20年ほどで改植し、その都度新しい品種を植え、今では21品種を育てます。
全て同じ栽培方法ではできない、日々研究しながら育てています。
他にはない貴重な品種茶の良さを有機栽培により最大限に引き出します。
品種それぞれの持つ「香り」「味わい」を皆様に感じていただきたいです。
お好きな品種茶が見つかりますように。
当園にしかない、オリジナル品種「N-15」「N-25」「N-35」
実生で育て、収穫できるようになった年数が「N-数字」となっています。
全く違う味わいの、オリジナル3品種の飲み比べも楽しいです。
敷き草について
茶畑の近くにある草地に自生する「ススキ」を刈り取り、乾燥させ切断します。
そして、茶畑の畝間に敷き詰めています。
これは茶草と呼ばれ、昔から枯れ草を肥料として茶畑に入れてきました。
美味しいお茶づくりに必要な、土の湿り気を保ち、保温効果の働きもあります。
静岡の農家に伝わる、昔からの技術です。
紅茶工房 輝(かがやき)
2021年 和紅茶専用に機械を導入し、本格的にスタートしました。
紅茶専用の茶畑を作り、紅茶産地の土と同じ成分となるよう、肥料配分をしています。
紅茶品種「べにふうき」や貴重品種「からべに」はもちろん、当園の魅力でもある多品種での和紅茶製造を行っています。